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マッサージの歴史
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1)ヨーロッパのマッサージの普及
すでに紀元前四~五世紀のころギリシャの医聖ヒポクラテスは「医師たるものは医術についてのあらゆる学理とともにマッサージも修得せよ」と力説したといわれ、幾つかの論文も発表されました。
しかし、その後長い間マッサージの研究は絶え医療界からも顧られず民間療法として僅かに余命を保ったにすぎませんでした。
16世紀後半
フランスでマッサージの術式とその効用について詳しく説明する論文が発表されてから新たな脚光を浴び西洋医学の臨床技術の一部として重要視されるようになります。
18世紀~19世紀
スウェーデンのリングが治療体操を提唱しマッサージとの併用を強調して以来マッサージはドイツ・フランス・オランダ諸国に普及するまでに至りました。
その後ヨーロッパ諸国におけるマッサージ研究は年々盛んとなり、学理の研究とともに術式の改善にもつとめ臨床応用の新しい分野を内科・外科・整形外科と開拓し近代医療マッサージの体系を確立しました。